ケータイ小説 野いちご

僕にキが訪れる

さすがに五月蝿くてかなわず渋々玄関の戸を開く。

そこにはセールスマンの代わりに、ビショビショに濡れた少女が立っていた。

考えてみればこんな日に訪問販売なんてする根性のあるヤツはいないよな、と思うと同時に。


じゃあこの人は誰だ、という疑問が浮かんだ。


顔に髪が張り付いていて最初誰だかわからなかったが、よく見るとどうやらそれはウチのクラスの委員長らしかった。

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