触れるか触れないかくらい優しく、私の首筋に触れる永遠くんの冷たい指。


びく、と揺れてしまった肩に、恥ずかしくてまた目が潤む。


ちゅ、ちゅ、と甘いキスの音が保健室に響いて、悪いことをしている気持ちになって。

それがまた、私の胸をギュッと締め付けた。


永遠くんが私を欲しがる目が、色っぽくて、嬉しくて、胸が痛い。




長いキスからやっと解放された時には、うまく呼吸ができなくて肩で息をしてしまった。



「……かわい」




にやり、と不敵な笑みを浮かべて。
そんなふうに私を見下ろす永遠くんに、私はこれからたくさん意地悪されるのかもしれない。