「ちょっと! 驚きすぎて息が止まるかと思ったわよ! いったい何でそういうことになってるわけ?」
興奮気味に前のめりになりながら茜が私の顔を覗いた。
私は今までの経緯を簡単に説明した。その間、ずっと興奮状態で私の話を聞いていた茜。矢継ぎ早に茜から質問が飛ぶからランチで頼んだ和風パスタに手をつけられない有り様だ。
「まさかそんなことになっていたとは……」
「ずっと黙っててごめんね」
「まぁ、もっと早く言ってくれても良かったのに水臭いなぁ〜なんて思ったりもするけどさ。相手が相手なだけに話しづらい気持ちも分かるよ」
「茜……」
「こんな重大なこと、蜜葉が私のことを信用してるから話してくれたんでしょう? 恋愛を拒絶気味だった蜜葉がまた恋愛と向き合う気持ちになったことが何より嬉しい。私、応援するよ。いろいろ大変だと思うけど頑張りなよ」
「……ありがとう」
茜がどんな反応をするのか正直不安な気持ちがあった。だけど、カラッとした姉御肌な性格の茜らしい反応が返ってきて、応援してくれるって言ってくれて嬉しかった。
ずっとひとりで抱え込んできた秘密を親友である茜にカミングアウトできて、心が軽くなった気がした。
興奮気味に前のめりになりながら茜が私の顔を覗いた。
私は今までの経緯を簡単に説明した。その間、ずっと興奮状態で私の話を聞いていた茜。矢継ぎ早に茜から質問が飛ぶからランチで頼んだ和風パスタに手をつけられない有り様だ。
「まさかそんなことになっていたとは……」
「ずっと黙っててごめんね」
「まぁ、もっと早く言ってくれても良かったのに水臭いなぁ〜なんて思ったりもするけどさ。相手が相手なだけに話しづらい気持ちも分かるよ」
「茜……」
「こんな重大なこと、蜜葉が私のことを信用してるから話してくれたんでしょう? 恋愛を拒絶気味だった蜜葉がまた恋愛と向き合う気持ちになったことが何より嬉しい。私、応援するよ。いろいろ大変だと思うけど頑張りなよ」
「……ありがとう」
茜がどんな反応をするのか正直不安な気持ちがあった。だけど、カラッとした姉御肌な性格の茜らしい反応が返ってきて、応援してくれるって言ってくれて嬉しかった。
ずっとひとりで抱え込んできた秘密を親友である茜にカミングアウトできて、心が軽くなった気がした。