心が拓巳を求めてしまう。


あなたを愛してると叫んでいる。


お願い優しくしないでよ。


もう…この気持ちを抑えられなくなるから…。




「亜里沙…今夜は…傍にいてくれないか」




僅かに震える拓巳の声に愛しさが込み上げてくる。

あなたの心を救ってあげたい。

あなたが望むならどんな事だってしてあげるわ。



「うん…いいよ…」



後悔はしないわ。

あなたが私を求めてくれるなら

たとえ一夜限りの事でも…。



拓巳、あなたが好き…



あなたを心から愛している…



あなたの心を私が救ってあげたいの―――