そのため息は私がつかせてしまっているんだとわかっている。

考えてみても最近も体調が悪くて寝ていることが多いし。家事だってほとんど海璃に任せてしまうこともある。

一緒に出掛けたくても、感染症にかかったら命にだってかかわってしまう私の状態で、出かけることだってできていない。

海璃にとって私の存在は・・・


もしも私が長く生きられたとしても、海璃に負担ばかりかけてしまう生き方だったら・・・?

ただ機械につながれて、話もできない、目も開けられない状態になっても生きていたら・・・・?


いろいろな考えがあふれて涙があふれた。

私は海璃に気づかれないようにそっと布団で涙を拭いた。