柊夜のことを柊くんって…
なんか嫌だなあ。
仲良さそうだったし…
するとガチャッとドアが開いた。
萌桃か…と思いドアに視線を向けると
…!?
萌桃は「ただいま戻りましたー」と俺に言った。
いやいやいや…
無防備すぎだろ。
濡れた髪。お風呂から出て紅潮した頬。いつもより薄めな部屋着。
色気がありすぎる…
俺じゃなかったら襲われてるぞ。完全に。
って、俺、理性を抑えるのに必死になりすぎだろ、!!
ドキドキと鼓動が鳴る。
何ドキドキしてんだ?俺…
相手は姉だぞ、蒼!
その時の俺はこのドキドキの正体をまだ知らない─────