ケータイ小説 野いちご

同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!


「その今野がどうかしたの?」


「べつに……負けたくないだけ」


「負ける? 特S最強のお前が!?」


なにに驚いたのか、いつもはポーカーフェイスの春が目を瞬かせた。



「なんだよ、最強って。だっさ」


綾乃ひとり守れない男が、最強なわけがない。


内面からキラキラ輝くオーラというか、人間の本質に関する部分で、負けたくない今野だけには。



「まぁこいつもさ、珍しく女子に本気になってんだよ」


「え? ちかが?」


「そうそう。昼休みも放課後も日替わりで女の相手してるお前は知らないだろうけど」


「そっかぁ。ちかが恋、ね。こりゃ(なつ)が泣くな」



春のボヤきを無意識にスルーして、俺はメラメラと闘争心を燃やしていた。






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