ケータイ小説 野いちご

同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!


「見てっ! スリートップが揃ったよ〜!」

「はぁ、目の保養」

「ほんっと、漂う空気までもが神レベル」


女子のざわめきもいつものことなので、特には気にしない。


そんな女子たちに笑って手を振る省吾は、教室ではプリンスの仮面をうまくかぶって利用している。


華麗に女子たちをスルーした春が、俺の隣の席に腰をおろした。


「ちか、おはよ」


「おう」


「なんか元気ないね。どうかした?」


会って数秒で、なんでバレてんだよ……。


誰にでも分け隔てなく優しくて、感情の浮き沈みがなく冷静に物事を分析する能力に長けている春。


しかし、裏では相当女遊びが激しくて毎日のようにちがう女と遊んでいる。


したたかで計算高く、頭の回転が早い上に機転もきく。


理論を言わせるとこいつの右に出る者はおらず、討論になると徹底的に言い負かされる。


眉目秀麗で淡々としている春は、味方だと頼もしいけど敵に回すと怖いヤツだ。



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