「っるい君!ごめん、お待たせっ」 「茜ちゃん、僕もさっき来たとこ……」 走ってきたのか、息が上がっている。 茜ちゃんの自慢のロングの髪はお団子にしてある。 髪飾りも付けて、少しお化粧もして、赤いリップも付けて。 「るい君…?もしかして怒ってる?」 と不安げに言ってきた。