こんな素敵な誕生日プレゼントをもらい、ほかにどうお礼をしたらいいかわからない。


「だから、そんな目をして俺を煽るな。今夜まで我慢すると決めたんだ」
「……今夜?」
「さすがにそれ以上は俺も待てない。そのかわり、その指輪はずっとそこから外すなよ。優莉は俺のもの。誰にもやらないからな」


むき出しの強い独占欲に抗う気は優莉にまったくない。むしろその執着に溺れたままでいたい。

優莉が「はい」と答えると、優しい優しいキスが降ってきた。