「さて朱里くん、誕生日プレゼントなにがいい?」



『誕生日会しよう!』とか言っといて、用意してねーのかよ。




思わず噴き出した。



……なんもいらないよ。



恋々がいるならそれで十分。



だって俺、お前のこと大好きだからね。



だから、ずっと隣で笑ってて。





(君に惚れた僕の負け。)

Fin.