「は、はぁ?やくわけねーだろ」



ほら、動揺してる。



なんだもう、可愛いとこあるなぁ。



「朱里くんが一番にきまってるよ?」



かちゃ、かちゃ。と手錠同士の手をぶつける。



「生まれたときからずーっと友達なんだから! これからも朱里くんを超える友達は一生、んむっ」



朱里くんの片手があたしの口をふさいだ。



「――うるさい。黙れば?」



それは、とても鋭い眼光でした。





3.プライベートな空間には南京錠を
手錠の鍵(これ)、一生隠しておこうかな)