「シャルロット皇女様、お迎えに上がりました」


「は?あの…人違いでは?」


私は目の前に跪く騎士や侍女たちの光景に圧倒されつつ、自分の目を疑った。
だってこんなにも大勢の人が私なんかを迎えに来るはずなんて絶対にない。
それに皇女だなんて何かの間違いだ。

そう思いながら目をぱちくりさせていると、スッと横に1人の女性が歩み出る。