そこは大きな鏡台と照明、チェストが並ぶこじんまりとした部屋だった。

ベッドはない。



「まあ、座ってよ」

鏡台の前の椅子に座らされた私。

何がどうなっているのかわからない。

「僕が君のこと、うんときれいにしてあげるから」

耳元で男の声がしていた。