ドキドキいう鼓動にあぁ、私って単純かも知れないと自分に呆れながらこの人の事もっと知りたいと思うようになった



少し公園で休んでから倉庫に戻るため帰り道を二人並んで歩いた



行きは私の後ろから陣がついていくような感じだけど今はちゃんと横に並んで歩いてくれてる



これは…、大分前進だよね。と心の中で細く笑った



倉庫の入り口に着くと遅かったね。買い物ありがとうと美玲が待ち構えていた



私は美玲に買い物袋を渡すとそのまま面子たちと遊ぼうかなとそちらの方へと方向転換した



「咲。お前はこっち」



私の手を掴んで幹部室に連れてきた陣。その様子を見て美玲は驚きを隠せないで居た