ーー数年前



この時の私は過去最高に荒れていた。不良に喧嘩を売られればすべて買った。そんな生活を続けていたある日



女の私に負かされた不良集団が協力して襲い掛かって来たんだ



1人1人は微々たるものだが塵も積もれば山になるという言葉があるみたいに束で来られて苦戦した



何十人も居た不良をあと数人まで倒したところで体力の限界を感じた



あぁ、私ここで終わるのか。と内心悟ったとき私の間に現れたんだ



「面白そうな事やってんじゃん?」



どこからかそんな声が聞こえた



振り返ればパーカーを深くかぶった人