なによ〜。ちょっと忘れちゃっただけじゃない!
大翔さんってば短気なんだから〜


大翔「とりあえず昼休みに実行委員会あるらしいからちゃんと行けよ」


璃夢「え?一人ですか?」


大翔「あぁ。もう一人は今日休みだからな」


そっかぁ…私一人だけで大丈夫かな?だって私、自分で言うのもなんだけど、人の話全く聞かないよ?


大翔「つってもオメェ一人だと心配なんだよな〜」


璃夢「ですよね?誰かもう一人派遣しましょう?」


大翔「なんでオメェが同意すんだよ。否定しろ」


だって否定できないからね。うーん、誰か一緒に行ってくれる人いないかな?

そう思っていると


鷹也「はいはいはーいっ!!俺が行く!一緒にやる!」


鷹也くんが大きな声で、挙手して言ってくれた

おぉ!鷹也くん!一緒に行ってくれるなんて優しい!それに鷹也くん一緒だと楽しいし!

『じゃあ鷹也くんにお願いします!』と言おうとしたが…


大翔「霜嶋はダメだ」


大翔さんが却下しました


璃夢・鷹也「「えぇぇえええ!?なんで!?」」


大翔「ハモらせんな。」


うわお!私たちってば仲良し!


璃夢「なんでダメなんですか?」


鷹也「なんでダメなんだよー!ふざけんな!」


大翔「ふざけてねぇよ。至って真面目だ」


なんて真顔で言ってくる。

なんでダメなの?理由が分からないと納得できないよ!


煌月「そうだよ。是枝先生の言ってることは正論だよ」


すると思わぬところからダメ出しが出た。

えぇ!煌くんも大翔さんと同じ意見なの?


鷹也「煌月!なんで是先(これせん)側につくんだよー!!」


煌月「是枝先生の言ってる事の方が正しいからだ」


鷹也くん、大翔さんのこと是先って呼んでるんだ。初めて知った

《一人だけ違うことを考えている》