理緒「ねぇ、ハムスターちゃん?」


胡桃先輩が私に声をかけた


璃夢「なんですか?」


理緒「……俺から離れていかないでね?」


突然、そんなことを言い始めた。


理緒「このネックレスも外しちゃダメだし、俺から離れることは許さないから」


そう、私の首にあるネックレスに触れ、耳元で言ってくる胡桃先輩の声はいつもよりも低く、少し怖くなった

いきなり、どうして?


この関係も終わらなせきゃいけない時が必ず来る。というより、もう終わらせなきゃいけなくなってる。

だけど、星宮先輩からの話を聞いて……私が胡桃先輩から離れたらどうなっちゃうんだろう?


今年の4月に辞めた女遊びを再開させてしまうかもしれない。

星宮先輩が言ってた『アイツも刺されてたかも』の言葉。再開してしまうと胡桃先輩の命が危なくなるかもしれない…。

そして胡桃先輩の言葉。

『このネックレスも外しちゃダメだし、俺から離れることは許さないから』

もし離れたら……胡桃先輩はおかしくなっちゃうかもしれない…。


そんな最悪の自体ばかりが浮かんで、私はどうしたらいいのかとうとう分からなくなってきてしまった