私が部屋へ入ろうとした時…。
背中にすごく視線を感じた。


「夜斗の部屋と、里菜ちゃんの部屋、隣り同士だから夜声聞こえても気にしないでね」


……声?
ああ…あの声か…。
別に聞いても、何とも思わないけどね。


「…分かりました」


私は微笑むと部屋に入った。
お腹空いてたのが嘘みたいに
今は空いてない…。


百合さんかぁ…。
注意しとかなきゃ…。