なのに、手伝ってくれるなんて。 「じゃあ、俺が手伝う」 「·····え?」 「話せるようになりたいんでしょ?」 「·····うん」 「俺が協力してあげる」 協力·····って何だろう。 あの頃からずっと頑張ってきたのにそれでも話すことが怖い私が。 友達と話せる日は来るのかな。 というか、友達ができるのかも不安。 「俺に任せて」 みんなにしているようなキラキラしたかっこいい笑顔を浮かべてそう言った。