「…うーんっとぉ…つまりぃ…?」

「エクスさんがもうすぐ第3世界線の境界を超えてこちらの第4世界線に侵入してくるそうなのでちーちゃんが足止めと、出来れば捕獲をして欲しいんです」

「…………ちひろだけぇ?」

1人はさすがにキツいと思うんだけど…運営の指示ならしょうがないけど…。

「あぁ、いえ。応援は行きますよ。確か楓さんとしずりん先輩がもうすぐ合流…」

「んーよっ!!ひっさしぶりだなぁちひろぉ!元気かぁ!?」

突然どんっと背中を叩かれ思わずむせる。この声は…

「うぇっほ!!?げほっ、オイィ!急に叩くなよびっくりするだろぉ!」

ちひろの背後にはいつの間にか楓と凛お姉ちゃんが。

「詩子、もうエクスくんはすぐそこなの?」

「あ、はい!そのようですね」

「詩子お姉ちゃん、境界ってどこに発生するのぉ?」

「それが……」