目が覚めた時には施設のベットで寝ていた。

愛莉「んっ…あれ?ここは…?」

?「あら…起きたのね?」

誰だろう…?

愛莉「誰ですか…?」

?「私は育美よ。桜施設っていう施設の施設長をしているの。あなた…施設の前で倒れていたの。親はいる?あ、あと名前は分かる?年齢は?」

この人が育美さんだった。
この時は優しかった。

愛莉「お母さん達に…捨てられたの。名前は…愛莉。4歳。」

育美「そう…じゃあ今日からここがあなたの家ね。」

え…?
この人…優しい…!
あ…でも…優しそうな人でも信じちゃいけないんだ…

愛莉「…はい。」

それからなかなか警戒心が溶けず、育美さんは私に冷たくなった。
その時思ったんだ、人は信じるものじゃない。
ってね。