ケータイ小説 野いちご

課長は雪男!?【佳作受賞】

午後、社用車でユアホームセンターさんの物流センターに向かう。

私の失態なんだから、私が運転しようとしたんだけど、
「俺はまだ死にたくない。」
と課長からのキツイ一言をいただいて、助手席に収まっている。

課長の運転する車に乗るのは初めてだけど、とても静かで安心して乗っていられた。

これじゃあ、私のあたふたした運転を見たら、即座に変わるって言われても仕方ないよね。

いや、実際には、まだ見られてないはずだけど。


っていうか、課長の隣にいると、車内でもひんやりする。

ストッキングを履いてても足元が寒い。

外は30度を超えてるはずなのに。

これは絶対、課長が発する冷気だ。

あれかな?

指先ひとつで、雪を降らせたり、人を凍らせたりできるのかな?

ああ、怖い。

絶対に怒らせないようにしよう。

って、もう怒られたからこうして同じ車に乗る羽目になってるんだけど。

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