煌月「はい、実は…」


ガラガラッバンッ!!

理緒「ハムスターちゃーん!!お昼だよ〜!」


………またも煌くんの話は遮られた。

もう!さっきから邪魔入りすぎ!気になって仕方ないんだからさ!


理緒「ほらほら、早くー。お腹空いた〜」


私が胡桃先輩の分のお弁当も持ってるから、私が行かないと食べられないんだよね

本当にお腹がすいてるらしく、私の腕をグイグイ引っ張る


璃夢「胡桃先輩、ちょっと待ってて貰えますか?」


理緒「ちょっとってどれくらい?」


璃夢「………ちょっとです…」


理緒「無理ー!ちょっとも待てないくらい腹減ってるの〜!体育だったんだよ!?体育!お腹空きすぎて死んじゃう!」


グイグイッグイッ!

そこまで言いますか!?しかも腕痛いから!


璃夢「分かりました!!はい、行きましょう!」


理緒「わぁーい!俺の勝ちっ!」


そう言って何故かニヤッと意味深の笑みをした

……はぁ…煌くんの話は帰ってきてから聞こうかな…あっ!でも5限目体育だ!聞く暇ないかもな…


璃夢「とりあえず煌くん、話は放課後でお願いします…」


煌月「そうですね。」


理緒「はーやーくっ!!」


璃夢「イタタタッ!そんなに引っ張らないでくださいよ!じゃあ煌くん、また後でね」


理緒「よーしっ!行っくぞー!」


璃夢「分かりましたから!もう引っ張らないでください!!」


もう2週間も一緒にいれば胡桃先輩に言いたいことを言えるようになってきた

敬語は使うけど、言いたいことはハッキリ言うようになった