キャンプファイヤーは無事に終わり次の日の朝ご飯を作っている時
「弥生、レタスって包丁で切っていいの?」
弥生はあたしの幼なじみ、神谷弥生。
恥ずかしながらあたしは一切料理が出来ません。
そして弥生も...
「え、分かんない。いいんじゃない?」
あたしが包丁でレタスを切っていたら、
「いたっ」
早く切ろうとカッコつけていたら指を切ってしまった。
恥ずかしい...
中島も見てるのに。
「あはは!お前、馬鹿じゃない?」
そう言って笑っているのはあたしと弥生の幼なじみ藤田圭。
「圭に言われたくない!にんじん分厚すぎだし包丁の持ち方怖いよ!」
あたしも笑って答えてるけどやっぱ痛い。
「え、ちょっと!」
誰かに手を引っ張られた。
振り向くとそこには中島がいた。
「早く医務室行くぞ」
え、なんで中島?
女には全く興味がない中島がこんなことするなんて考えられない
あたしは中島に連れられて医務室に行った
「とりあえずこれで大丈夫だけど絶対包帯外したらダメだからね?結構深くいってるから」
あーあ、せっかく楽しい研修だったのに最悪...

帰りのバスで中島は
「手、大丈夫か?」
なんて言ってくれた。やっぱ好きだな。