ケータイ小説 野いちご

彼女になれない彼女

平良がご飯を頬張りながら言う。

「ん?」
「彼女。」
「どういうこと?何が?」
「俺の彼女。」

平良はご飯、白米を口に入れた状態で言う。
あっけない。

「え、付き合うの?」
「嫌ならフリでいいよ。」
「え・・・。」
「告白されたんだけど、振る理由見つからなくてさ。」

突然話の流れが変わる。
初耳だ。

「初めて聞いた、誰から?」
「言わない。」
「なんで、教えてよ。」
「いや、彼女のプライバシーだろうが。」
「まあ、そうだね。」
「今日告白されて、別にいいんだけど、別にいいのかな?俺、この子のこと好きになれんのかな?と思って。」
「振ればいいじゃん。」
「断ったら『友達からでいいから。』って言われた。」

あれ?
さっき、私告白されたよね?

宿題が全く進まなくなってしまった。
平良がやってくれるからいいのか。
平良はねぎまを美味しそうに頬張る。
よく美味しそうに食べるなあ。


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