アヤメ「それよりリオ〜。今日はアタシとねよ?」


寝る?えっ?この女の人、一人じゃ寝られないのかな?


アヤメ「他の子たちも嘆いてたよ?最近付き合い悪いってー」


他の子?ひとりじゃ寝られないのはこの人だけじゃないんだ。

胡桃先輩ってば、そんなボランティア活動みたいなことしてるんだね。


理緒「あー、しばらくは辞めようかなーって」


アヤメ「…………は?なんで?」


理緒「今、ヤるより楽しいこと見つけたからさ」


アヤメ「………ふーん」


…………ダメだ。全くついていけない…。私にわかるような言葉で話して欲しいね!


アヤメ「ま、いいや。どうせすぐヤリたくなるだろうし。今日は諦めるわ。んじゃ、またねー」


そう言ってアヤメさんは絡めていた腕を解いて歩いていった


璃夢「えっと…いいんですか?」


理緒「ん?なんで?」


璃夢「だってあの女性、胡桃先輩が居ないと眠れないんじゃないんですか?」


理緒「眠る?………あぁ、そっちで捉えたんだ」


…そっち?どっち?

意味がわかっていないのが顔に出ていたのか


理緒「ふふっ、純粋なままでいいと思うよ」


そう言って私の頭を撫でた。

その後も何度かアヤメさんに似たような女の人が寄ってきて『寝よう』や『殺ろう』などと言って胡桃先輩を誘っていた

寝ようはいいと思うけど…殺ろうはどうかと思うよ?堂々と殺人予告はダメだと思う。コソコソも良くないけどね?!

露出の多い服の人や、綺麗な人もいたけど胡桃先輩はどれにも首を縦に振らずに断っていた

もしかしたら私がいたから断るしかなかったのかもしれない。そんなことを思いながら、バス停まで送ってもらい、その日は別れた