「人生で一番泣いたのがあの時で、

むしろあの時に私の人生分の涙を出し切ったんだと思います。

警察の人に保護されて署へ行った時、
担任の先生も来てくれたけど、

“明日も頑張って学校来てな”と一言で帰って行ったのも涙が止まらなかった一因です。」


「随分と・・無神経な教師だったんだな。」


「涙が止まったのは、その時応対してくれた女性警官さんのおかげです。」


「・・・・・・・・。」


「担任より・・むしろ私の親より、
とても親身になって、

ずっと、震える私の手を握ってくれました。


時間が経つにつれ、心が整理されるにつれ、

こんな女性になりたい・・。傷ついた人にそっと寄り添える大人でいたい、

と憧れを抱いたのがこの仕事を選んだ理由です。」