「ん?どうした?」
永遠が聞いても柚葉は何も答えない。ずっと永遠の唇に触れている。
「食べろってこと?」
永遠がジェスチャーも交えて伝えると柚葉は手を離して目を閉じた。


言葉がなくてもこうして通じ合う瞬間がある。

永遠は希望を持ち始めていた。