永遠は自分の部屋で自分の机の上に山積みになっている本を力づくで床へ落した。




しばらくして永遠の部屋の扉がノックされて父が入ってきた。
「よっ」
「・・・」
永遠はベッドの上であおむけになり天井を見ていた。
父は床に散らばった古い医学書やネットからプリントアウトした文献をちらりと見た。
「樹も、里華も心配してたぞ?」
「・・・」
永遠の父は母を樹と名前で呼ぶ。
「父さんを送り込んできたか」
永遠の言葉に父は笑った。