サナははぁーとため息をついた。

「望んだって言うけど誘われるように仕向けたんでしょ?」

「そういうことでもないけどな、たぶん」

「アイルと話して何がたのしいんだかわからない」

サナは首を傾げる。

オレだってわからないよ。

「いただきます」
味噌汁をすすり、白米を食べる。サナがきて良かったと思う瞬間。唯一の。

「お休み」
といってベッドに入り眠りにつく。