「汚いよね!」

瑠璃ちゃんがそう言い、二人でクスクスと笑う。やっぱり、瑠璃ちゃんとこうして話したりする時間は楽しい。

「絶対、家に帰ろうね」

「うん、生きて帰る」

私が言うと、瑠璃ちゃんも頷く。その顔は真剣な表情だ。

私たちは今日、心の中で指切りをした。必ず家に帰るということ。生きるということ。固く結ばれた約束は、絶対に破ったりしない。

私の中にある考えが浮かんだ。