目を見開いて、呆然としていると



温もりが離れていく。




少し距離をとって、焦点があって。



視線が絡まった瞬間、清水くんがばっと自分の口を押さえた。






「……ばっ…ふざけんな!!!」




清水くんはそう叫ぶと、走って駅から出ていった。





……えー…っと。







『ふざけんな』は、こっちのセリフだ!!!!