戻ってきた一喜が兼ちゃんに
「よ!兄貴!」と、からかわれていた
「俺ら、結婚すんだよ」
「へ?」
「私、しないって言ったよね?」
「まあまあ2人とも!どゆこと?」
事情を話すと
「なんか… 大変だな!」
兼ちゃんは、さほど聞いてなかった
「先のことなんてわかんねぇーじゃん!
なんで今、決められなきゃなんねぇんだろーな!?」
兼ちゃんもなんかあるんだろうな
漠然と思った
お酒に酔った2人が
私にからんできて
ちょっとカーディガンがずれた
ただ、それだけのこと
頭ではきちんと理解していた
ケータイ小説 野いちご
もう一度、恋して下さい!
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