「ーーーー俺、沙月ちゃんに嫌われたかな?」

今井くん、柄にも無く落ち込んでる?
いつも明るい今井優くんは、ムードメーカー的存在。だから、何となくだけどーーーー。

「今井くんは、沙月ちゃんが好きなの?
沙月ちゃん、モテるから奪われちゃうかもよ?」

サバサバした性格の沙月ちゃんは。
男女共に人気があり、クラスの中心的存在なのだ。


「やっぱり?
と、言うことで失礼します!」


否定しないってことはーーーーそう言うこと?

私はちらっと煌を見た。
もう、今井くんは居ない。



「まあ、気づかないの沙月だけじゃん?
沙月って案外、鈍感だよなっ」

ベッドに頬杖ついて、私を見つめる煌に加速するドキドキーーーー。







「おい、何してんだ?」






金髪、メガネをかけた先生は怒ってる。


青筋浮いてますがーーーー何か。



「先生、体育でゆあにボールが当たって休ませてました。
保健室は、病人が来るとこですが?」

なんか、煌の言い方ーーーー。
挑発してる見たい。