俺は、玲の病室から出た後に医局に向かった。
彼女が隠している秘密…
彼女はこの先、凛ちゃんに話す事はないのだろうか…
きっと、凛ちゃんは玲の口から話してくれる事を望んでいると俺は思う。
俺が医局に着くと、ナースステーションが騒がしい事に気が付いた。
「どうした?」俺は丁度側に居た凛ちゃんに聞いた。
「姉さんの面会に来た人が居るんだけど、私も知らない人で、どう言う関係か聞いても答えてくれなくて、断ってるんだけど…」と凛ちゃんは言った。
俺はその人の方を見た…
どこかで見た顔だ…
その人は警備員に捕まり外に連れていかれた。
俺は、直ぐに玲の病室に向かった。