「清春さん、なにか手伝いますから、舞の練習、見てくださいよ。
 せめて、神楽で陽太の上を目指そうと思うんです」

 俺よりずいぶん健全なやつだな、と杵崎を見たあとで、
「いいよ」
と清春は答えた。