「やっと言ったな。」


「だ、だって…言わないと…落とすって…」


「さすがに殺人はしたくねぇよ。」


は、ハメられた!?


「俺の事好きなんだ?」


な、なにその聞き方!!


こうなったら私もおちょくってやるんだから…!


「ひ、寛人の方が私のこと好きな癖に!」


「よく知ってんじゃん。」


思っていたのと違う返事に私がパッと顔をあげると、寛人は眩しいくらいの笑顔を向けていた。