「ち、違います!
ただ“抱く”とか言うからびっくりして」


それにさっきの
“俺がいるから”って?


「は? 勘違いするなよ。希望を見たときから、抱き心地が良さそうだなって思ってたんだよ。特におまえってさ…」


一月先輩は私のお腹の肉をつかむ。


「肉付けがしっかりしてるからな」


カァッーーー!


「うるさいっ!!

私は158cm 50kg!

断じて標準体重だぁ!!」


なぜか大声で告白した体重を聞き終わる前に、一月先輩はいつの間にかいなくなっていた。