朝の一月君とのキスが原因で、私が冷徹王子と付き合っているという噂はすぐに学校中に広まってしまった。


教室に入ると、


「希望ぃ~! おめでとー!」


と、愛子ちゃんが抱きついてきた。


……なんだか、色々と勘違いしてそうな顔。


「一月先輩と付き合ってるんだって!?
ねぇ、付き合ってるんでしょ!??」