その子とは同い年で、
小さい頃からの幼馴染みだった。


よく一緒に遊んだり、秘密のお話をしたり、悩みを相談したり……とにかくとっても仲良しで、いつか私はこの子と結婚するんだと思っていたくらいだ。


そんなある日、理由はなぜか覚えていないけれど、私は長期間、入院することになった。


すると、その子が突然、どこか遠くへ引っ越すことになったという知らせが来た。


病院でもうろうとする意識の中、その子は私の手を握り、


「大きくなったら、絶対に僕が希望を迎えに来るよ。そのときまでに、僕は希望を守れるくらい強くなるから」


と力強く誓った。……そしてこうも言った。