「今日はいつまでいられるの?」

「えっと、午後から仕事だから、午前中の授業終わったら、帰らなきゃいけないんだ」

「そうなんだ…」

「もっと一緒にいたいな……」

ズキッ

「ごめんね…」

「ううん!お仕事だもんね!」

「そうだよ!頑張ってきなよ!」

「うん……!」

私は、アイドル。アイドルはファンのために幸せのために、笑顔のために…頑張らなきゃいけない。

「姉ちゃん!」

「!悠斗君!どうしたの?」

「今日……何時くらいに帰ってくる?」

「えっと……ちょっと待ってて!」

《真白:何時くらいに仕事終わる?》

既読ついた!

《香奈:遅くとも、6時くらいじゃないかな〜》

《真凜:今日は、ましろんが主役なんだよ!》

《梓:だね!なんってったって、ましろんの復活ライブだもん!》

《真白:えっ!?そうなの?聞いてないよ~!!!》

《真凜:ごめんごめん!》

《梓:内緒にしてたんだよ》

《香奈:まぁ、頑張ろうね!じゃ!》

「まったく!あっ、終わるの遅くとも6時頃だって!」

「そうなんだ」

「そう言えば…部活って何時まで?」