余計なお世話かもしれない。



けれど、どうしても気になった私は、

「欲しいものでもできたの?」

と、つい聞いてしまった。




 陸くんの負担になりたくない。


 次のデートの為にも『お金使わない遊び方しようよ』と提案してみたけど、陸くんは”うん”と言わなかった。



「趣味が忙しくて……学校で一緒にいれるからそんなワガママ言わないで」



 こう言われてしまえば、もう何も言えなかった。


 ”ワガママな女”そう思われる事が怖かった。