ケータイ小説 野いちご

闇に溺れて、秘密のキスを。




「ち、違うの…たまたま会ったというか、本当に誤解であの…」


焦る私。
これだと認めているようなものだ。

けれど、沙月ちゃんは私の性格をわかってくれているから。


「なんだ、違うのか。
ちょっと期待したのに残念だな」


すぐこれが誤解だと理解してくれた。
さすが沙月ちゃんだ。


セミロングの私よりもずっと長いロングヘアの沙月ちゃんは、しっかり者ですごく綺麗な女の子。

すっぴんでも十分綺麗なのだけれど、年上の彼氏がいるようで、いつも気合を入れてメイクしてきていた。


そのためさらに大人びていて、制服を着ていなければとても高校生には見えない。


少し気が強そうにも見える彼女は、優しくてお姉ちゃん的存在。

沙月ちゃんみたいなお姉ちゃんがほしかったな、なんて思ったり。


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