逆??


「例えばだけど、阿久津くんが律花ちゃんのことを好きで、今日好きって言ってしまった相手は俺じゃないのか…。って落ち込んでたとか。」


へ…。


「そ、それは無いよ!!」


私がそう言うと、少し間を開けて「そっか…。」と呟いた。


そうだよ…。


蒼真が…私なんかのこと…。


「あ、じゃぁここで!夏休み、また遊ぼうね!」


私たちは花ちゃんの家と私の家の分岐点で別れた。