「良くないよ!!!」 そう言って、勝手に私の服を漁り出す花ちゃん。 そして手に取ったのは、全然着たことのない薄い水色がかった肩出しワンピース…。 お母さんが「絶対似合うわよ!」と言って買ってくれたが、絶対似合わないと私は思って奥の奥に封印してたのだ…。 よりにもよって花ちゃんが見つけるなんて…。 「これ!着て?」 「えー…似合わな…」 「着て!!」 ゴリ押しされてしぶしぶと着替えると、ポカーンと口を開ける花ちゃん。