「はい。」



『俺と瑞生が。どこに行くかは決まってねぇけど。
瑞生、インドア派?』



なんだその質問…。



「どっちかって言うと、インドア派かな…。」



『わかった。明日俺んちでDVDでも見るか。』



「迷惑じゃ…」



『ねーよ。一人暮らしなんだから、迷惑もクソもねぇ。』




「そっか。わかった。」



それだけ言って、私は電話を切った。