仁野「諦めるな。
大切なのは間違えてから
どうするかだ。」

仁野はポケットから新しい
レモンティーを取り出すと
私の目の前に置いた。

仁野「例えばテストでいつも
間違える問題があって
分からないからもういいやって
投げ出すか、分からないから
理解したいって思うのかで
結果は全然違うだろ?
人の気持ちも同じじゃないか?」

そんな言葉を残して
私の元を去って行った。