私、柿崎咲。高校1年生。
背は低いし、運動もできない。
私の家は母子家庭で、お姉ちゃんがいる。
だから、お母さんには心配かけたくない。
なのに…
私はこれからこの病と闘いながら生きていかなければならない。
「…んでよ…なんでなの!」
あの日から一歩も外に出ていない。
私はそんなに強くない。