「ごめんねぇ……」


「話してたそばからこれだもん。これからはひとりで行動しないこと!わかった?」


「はい」



怒られてしゅんとなる。



「しかもさ、男使ってってほんと卑怯!愛莉の男ギライが再熱しちゃうじゃん」



まるで自分のことのようにプリプリしながらリュックを下ろし、中身を机に詰め込んでいく。


そんな姿がちょっと面白くて、ふふっと笑ってしまうと。



「ちょっと、なに笑ってんのよー。あたしは本気で心配してるんだからね?わかってる?」


「うん、わかってるよ。ありがとう」



千春ちゃんみたいな友達がいてとても心強いと思った。